「………あぁ、悪い。言いすぎた」 「……なっちゃんは、悪くないのに……。私の、弱さのせいなんだから」 だから、もう私のせいで誰も苦しまないで。 泣いたり、ワガママを言うのは、得意じゃない。 だって……こうやって、悲しい顔をさせてしまうから。 なっちゃんは病室まで向かう途中、何も言わなかった。 だけど、繋いだ手は強くて、それはなっちゃんの不器用な優しさに思えた。