「その弱さに気づいてて、なんで変えようとしねーの」
空を見上げていると、頬に視線を感じる。
なっちゃんに視線を向ければ、なっちゃんはいつの間にか、私を見つめていた。
「本当は、自由になりてーんだろ。見たい景色があるんだろ?」
「………そうだよ。本当は、悔いのないように生きたいって思う。だけど……怖いの」
真っ直ぐな瞳に、私はつい本音をこぼしてしまった。
本当は、誰かにずっと聞いて欲しかったのかもしれない。
「怖い?」
そう、私は怖いの。
私を愛してくれる、お父さんとお母さんに嫌われることが。
ガッカリさせてしまうことが……。


