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車で20分ほどかけて、私は旅の終着地点にやってくる。
「……あのおみやげ屋さんも、この海も変わらない……」
3時間かけてやってきた沖ノ島の海は、あの日と何も変わらずに美しかった。
私は裸足で歩いた砂浜に足を踏み入れる。
この柔らかい砂のカーペットの感触も、潮風の匂いも冷たさも、大切な思い出だ。
「あっ……」
そして、歩き出してすぐ、見覚えのあるアッシュゴールドの髪に黒いジャケットを着た長身の男の子の背中を見つける。
「……やっぱり、私達は離れてても繋がってる……」
あなたが諦めるなと言ってくれたから……。
今こうして、また巡り会えた。


