永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



***


車で20分ほどかけて、私は旅の終着地点にやってくる。


「……あのおみやげ屋さんも、この海も変わらない……」


3時間かけてやってきた沖ノ島の海は、あの日と何も変わらずに美しかった。


私は裸足で歩いた砂浜に足を踏み入れる。


この柔らかい砂のカーペットの感触も、潮風の匂いも冷たさも、大切な思い出だ。


「あっ……」


そして、歩き出してすぐ、見覚えのあるアッシュゴールドの髪に黒いジャケットを着た長身の男の子の背中を見つける。


「……やっぱり、私達は離れてても繋がってる……」


あなたが諦めるなと言ってくれたから……。

今こうして、また巡り会えた。