「風花っ、心配したんだぞ!!」
「ごめん……なさい……」
「勝手に病院を抜け出して、お父さん達がどれだけ心配したと思ってるんだ!!言うことを聞かないから、こんな事に……」
お父さんは、私の手を握ってくれている。
私は、2人が大切だし、この世界に産み落としてくれた事、すごく感謝してる。
だからこそ、もう逃げずに向き合いたい。
「お父さん、今は風花を休ませて……」
「お母さん、いいんだ」
私を気遣ってか、お母さんが話を止めようとする。
その言葉を、私は遮った。
そして、なまりきった体に力を入れて、私はベッドに座る。
「風花、あなた救急車で運ばれて、そのまま緊急手術をしたのよ?まだ寝てないと……」
「そうだ、お前は本当に危険な状態だったんだ。どれだけの事をしたのか、分かってるのか!?」
病室に、お父さんの怒鳴り声が響き渡る。
それでも、前みたいに、言う通りにしなかった自分が悪いとは思えなかった。
そこには、私の意思があったから。


