永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。




***


「…………………」


瞼に滲む光に、私はゆっくりと目を開ける。

まだぼんやりとする頭で周りを見渡すと、夢の中と同じ、見慣れた病室。


だけどここは、ほのかちゃんがいた夢の中とは違うのだと、ちゃんと分かった。


「風花!!」

「良かった、目が覚めたのね!!」


私の顔をのぞき込む、お父さんとお母さんの顔。

2人の姿を見た途端に涙が溢れて、瞬きと同時に頬を伝い流れた。


ーーー私は、帰ってきたんだ。


「ただいま……お父さん、お母さん」


微笑めば、2人は涙を流して、横になっている私を抱きしめる。


最後に覚えてるのは、とてつもない心臓の痛みと、なっちゃんの顔。

もう駄目だと思ったけど……私はどうやら、助かったらしい。