永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。




***


想いを確かめ合った私達は、砂浜で砂の城を作り始めた。

私が作りたいと言うと、「子供か」と言ってなっちゃんはからかったけど、なんだかんだ言って付き合ってくれる。


「ここでトンネル作るんだよ」

「トンネル?せっかく作ったのに……」


なっちゃんは、一緒に作った砂の城に穴を開け始めた。

というか、なっちゃんの方が本気で遊んでる。

それが何だかおかしくて、笑ってしまった。


「ふふっ」

「おいコラ、なんで笑ってんだよ」

「なんだかんだ言って、なっちゃんの方が楽しんでるから」


私もなっちゃんの反対側から穴を掘る。

すると、なっちゃんは罰が悪そうな顔をした。


「う、うるせぇ、ふうの為だ」

「はいはい」


本当は楽しいくせに。

でもそんな、なっちゃんの恥ずかしがり屋な所も好き。


「馬鹿にすんな、ふうのくせに」

「ふふっ」


不貞腐れるなっちゃんを、私は幸せな気持ちで見つめた。

なんだか、この時間が終わってしまうのが寂しい。

この旅がここで終わりなのは分かってたのに……。