「大好きだよ、夏樹……」 「っ……俺も、風花が好きだ」 大事な言葉だから、ちゃんと相手の名前を呼ぶ。 それだけ本気なんだって、伝えたかったから……。 「風花……」 なっちゃんが静かに、私に顔を近づける。 その甘い予感に、私はそっと瞳を閉じた。 あなたに、私の持てる全てを捧げたい。 そう思えるほどに、なっちゃんの事が好きなんだ。 「ん……っ」 触れた唇は、少しだけ乾いていた。 だけど、優しく包み込むような熱を感じる。 体の内側から、この冬の寒さを忘れるような温もりをくれた。