「ふう、俺が目的地についたら話したい事があるって言った事、覚えてるか?」
「うん……ちゃんと覚えてるよ」
真剣な目……。
なっちゃんの言葉の一つ一つ、聞き逃さないように受けとめよう。
そう決めて、なっちゃんを見つめ返した。
「なぁふう、お前が見た事無い世界を見に、これからも一緒に旅しよーぜ。それから、お前がまだ知らない……たった1人の男に愛される幸せを教えてやる……」
「なっちゃん……」
「だから、俺とどこまでも一緒に生きろ。本気で好きだ……風花、たった1人お前だけが……」
「っ………なっちゃんっ」
もう、今すぐにでも心臓が止まりそうな程に嬉しい。
そして、目の前のこの人が、たまらなく愛しい。
人は、こんなにも誰かを愛することが出来るんだね……。
私に、初めての感情をくれるのも、なっちゃんなんだよ……。


