「ならよ、お互いの気持ち言っていかないか?何が不安なのか、これからどうしたい……とかよ」
「なっちゃん……うん、そうだね。じゃあ……」
2人、肩が触れ合うほどの距離。
今は、自分の気持ちと向き合って、ありのままを話したいから、あえて視線は空へと向けたままにした。
「私は、このまま前に進むことが怖い…かな」
「ん…」
「このまま進んで、なっちゃんの体調が悪くなって、二度と会えないなんて事になったら……苦しいんだ」
そんな可能性を考えるのすら辛いけど、常に頭の端にチラつく不安。
私にとって、それだけなっちゃんが大切だから。
なっちゃんの事が、好きだから……。
「ふう………。俺は、ふうが病室で海の写真見ながら寂しそうな顔をしてるのが、すげぇ切なくて……」
「うん……」
なっちゃんと初めて会った日の事だよね。
あの時の私は、行きたい場所があっても、踏み出す勇気が無かったから……。


