永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



***


昼間、私はなっちゃんと一緒に、建物の外側に造られた、板敷きの通路、縁側を歩いていた。


縁側から見える庭は冬でも青葉をつける木々が植えられている。

定期的に手入れをしているのか、綺麗に整えられていた。

空を見上げれば、雲は穏やかな潮風とともに流れている。


「……なんだか、時間がゆっくり流れてる気がする……」


目を閉じて、冷たい風を感じた。

寒いけど、それ以上に外の空気を感じられる事が嬉しい。


「ここまで来るのに、必死だったからな」

「そうだね……」


示しを合わせたつもりは無いけど、2人で縁側に座った。

すると、なっちゃんがジャケットを私の肩にかける。


「なっちゃんが寒くなっちゃう……」


なっちゃんはただでさえ病み上がりなのに……。

本当に、私の事ばっかり優先させるんだから……。