「本当に、それが相手の幸せだと思う?」
静かに、それでいて、胸の奥深くに問いかけられる。
それにドクンッと、心臓が跳ねた。
「どういう……事っすか?」
「相手が、自分のために犠牲になって得た幸せほど……辛く、苦しいものはないのよ」
ードクンッ!!
今度は強く、そして大きく心臓が跳ねた。
それは、私の……もしかしたら、今同じように驚いているなっちゃんの求めていた答えだったから。
「だから私は……あの人と一緒に幸せになる道を探したの」
一緒に幸せになる道を、探したらいい。
そっか、それが私たちが導き出さなきゃいけない答え。


