「私が、変わってあげられたらいいのに……」
私が、代われるものなら代わりたい。
私を助けようとしてくれる人が、いつも傷つく。
それが、辛いよ……なっちゃん。
「っ……ごめん、なっちゃん……っ」
私はこうして、手を握って、苦しんでいる姿を見ることしか出来ないだなんて……。
悔しくて、情けなくて……私は、唇を噛んだ。
「ばーか……お前にっ、こんな思い、させるくれーなら……。俺で良かったっつの……」
「なっちゃん……」
苦しげに笑ったのは、私を安心させるため。
それが分からないほど、鈍感じゃない。
特に、なっちゃんの事なら尚更。
なっちゃんの不器用な優しさに、何度も触れてきたからこそ、分かるんだ。
だからこそ……。


