*** 「なっちゃん………」 おばあさんの家に上げてもらった私達は、部屋の客間を借りて、休ませてもらえることになった。 敷布団まで敷いてくれて、今はなっちゃんのためにお粥を作ってくれている。 「額のタオル、変えるね……?」 洗面器に張った氷水に、タオルをつける。 充分に冷やした後にしっかりと絞って、また額に戻した。 「なっちゃん、早く、元気になって……」 なっちゃんの看病をさせてもらえることになった私は、熱で熱くなった左手を、両手で包み込む。 そして、早く良くなることだけを願った。