「ぐぅぅっ、はぁっ」
私は、胸を押さえて苦しむなっちゃんに、どうしていいのか、分からなくなる。
「なっちゃんっ!!」
なっちゃんが、もしここで死んでしまったら……?
それだけは、絶対に嫌!!
「うぅっ……くっ……」
「なっちゃん……っ、救急車呼ばなきゃっ」
私が苦しむならいい、だけど……。
私のためになっちゃんが傷つくのだけは、絶対に駄目だ。
だって、そんな事になったら……自分のこと、一生許せなくなる。
そう思って鞄から携帯を出し、電源を入れる。
その瞬間ー。
「やめ、ろっ!!」
「っえ、なっちゃん!?」
ーパシンッ!!
強く手を叩かれて、携帯が地面を滑っていった。
私は驚きと戸惑いに、呆然となっちゃんを見つめる事しかできなくなる。


