恐る恐る目を開ければ、そこには……。
「ぐっ……」
「はぁっ……手間かけさせんな……」
地面に伸びる男性と、唇の端を拳でおさえるなっちゃんが見える。
なっちゃん、勝ったんだ……。
やっぱり、なっちゃんは強くて、頼りになる。
「なっちゃんっ!!」
「良かっ……はぁっ、心配、かけやがって……っ」
なっちゃんに駆け寄ると、強く抱きしめられる。
すると、途端に安心感に包まれて、泣きたくなった。
「なっちゃんっ、助けてくれてありがとうっ……」
「当たり前っ、だろ……。お前をあの病院から、連れ出す時……にっ、守りきるって……決めてたんだ…ぐっ」
「なっちゃん……?」
苦しそうななっちゃんに、私は慌てて顔を上げる。
すると、真っ青な顔に、胸を押さえて苦しむなっちゃんがいた。


