「えっ、どうして笑うの、なっちゃんっ」
「ハハッ、お前のがすげーなって、思ってよ」
私の頭を、なっちゃんがワシャワシャと撫でた。
なっちゃんに触れられたのが、すごく嬉しい……。
「なっちゃん……へへっ」
なっちゃんが笑ってるなら、どんな理由でもいいや。
やっぱりなっちゃんは、笑顔が一番だよ。
なっちゃんが私にくれた、自分の意思を持って歩き出す勇気。
今度は、私がなっちゃんのために出来ることをしたい。
バイク屋を出た時から、ずっと決めていたこと。
「なっちゃんの傍には、私がいるよ」
「っ……ふう……」
驚きに見開かれた瞳を、真っ直ぐに見つめる。
「なっちゃんが不安な時は、なっちゃんがしてくれたように、私が受け止める。なっちゃんの事、私も守りたい」
「……バーカ、俺に守られてりゃあいいのに、本当に……頼もしすぎだろ」
すると、なっちゃんは困ったように笑って、私の髪を梳いた。
なっちゃんに触れられると、温かくて、時々……ドキドキする。
それが、不思議と心地よかった。


