「私は、なっちゃんがいたから、もっと強くなりたいって思えた。いつだって私に原動力をくれるのは、なっちゃんなんだ」
「ふう、お前……」
「なっちゃんが生まれてきてくれて良かったって、本当に思ってる。だからね……」
私は笑って、なっちゃんを見上げた。
その不安そうな瞳を、安心させるように真っ直ぐに見つめる。
「なっちゃんが生きられる理由を見つけられないなら、焦らなくていいよ。これから、一緒に探して行こう」
命懸けで、私の願いを叶えようとしてくれる、なっちゃんへの……。
私ができる、せめてもの恩返しだと思った。
「っ………ふう……」
驚いたように私を見つめるなっちゃん。
そして、すぐに泣き笑いみたいな顔になった。


