「店長……。別に、今は体調に問題ねぇし、ふう1人くらい、俺にも守れる」
なっちゃん………。
私、守られるのは嬉しいけど、なっちゃんには生きていてほしい。
自分の体を大事にして欲しいよ……。
不機嫌そうに後頭部をガシガシと掻くなっちゃんを、少しだけ悲しい気持ちで見つめる。
「ただ願いを叶えてやるだけじゃ駄目だ。互いが大切な存在なら尚更、心ごと守れ」
そんななっちゃんから視線をそらすことなく、克基さんは言葉を続けた。
「そんなん、分かって……」
「分かってねーよ、夏樹。お前が生きようとしてない時点でなぁ」
「っ……それ、は……」
なっちゃんは、ハッとしたように克基さんを見つめた。
なっちゃん、やっぱり……。
私との旅を終えたら、なっちゃんは……死ぬつもりなんだ。


