永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



***


なっちゃんのバイト先に到着すると、17時を回っていた。

そこで、なっちゃんの背から降ろしてもらう。

真っ暗になった空のせいか、なっちゃんから離れたせいなのか、すごく風が冷たく感じた。


「ここが、なっちゃんのバイト先……」


そこには、『KATCHAN BIKE』と書かれた看板と、沢山のバイク。


「カッちゃんバイク……ネーミングセンス、ゼロだろ?」

「カッちゃんバイクって、どういう意味??」

「店長のあだ名」


そう言ってお店に入っていくなっちゃんを慌てて追いかける。


「いらっしゃいませーって、夏樹じゃねぇーかっ!」

「うす」


バイク屋に入ってすぐに、赤茶色のツーブロックヘアーの男性が声をかけてくる。