永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



「ほのかちゃんは、いつも笑ってたんです。だから、急に部活に来なくなって、学校も休みがちになった理由がずっと分からなかった……」


「遠矢くん……」

「病気で死んだとか、今だに信じられない……っ」


涙をこらえながら、話し続ける遠矢くん。


それだけで、遠矢くんのほのかちゃんへの気持ちが大切な人へ向けられるものだったのだと…すぐに分かった。


「ほのかちゃん、病室でもいつも笑顔だった。むしろね、私の方がお世話してもらってて、面倒見も良くって、優しかったんだよ」


「ほのかちゃんらしいな……」


「でも、よく怒られてたかな。全く、ふう姉は!って」


ほのかちゃんと過ごした時間を振り返る。

振り返りながら、私はつい笑みをこぼした。


ほのかちゃんが『ふう姉』って私の後を追いかけてきてくれることが、すごく嬉しくて……。


困ってる時、不安な時に限って、私が気を遣わないように声をかけてくれる優しいあの子が……大好きだった。