「あ、いや……物は言いようだ、うん」
「う、うん……」
なっちゃんは何度も自分に言い聞かせる様に頷く。
物は言いようなら、お母さんでもいい気が……。
「ったく……お母さんだったとしても、その言い方だと、他の男なら、誤解すんぞ」
「誤解……?」
「俺に気があんのかなってよ」
ええっ、そうとられちゃうんだ……。
私は純粋になっちゃんを心配して……。
でも、嫁って言われて嫌な気はしなかったな。
むしろ嬉しかった……なんて、ね。
「ほら、早く食えよ、冷めるぞ」
「は、はい!」
考えても、恥ずかしさが増すばかり。
もう、やけ食いしよう!
私は恥ずかしさを誤魔化すように、ご飯をかきこんだのだった。


