永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



「何でもねーよ、他にも色々見せてやっから、とりあえず電車乗んぞ」

「電車!」


電車乗るって言った!?

すごい、私電車なんて乗ったことないよ……。


学校はお父さんかお母さんの車で送り迎えしてもらってたし、出かけることなんてほとんど無かったから……。


「なんで嬉しそうなんだよ?まさか、電車も初めてとかぬかすんじゃ……」

「初めてですっ」

「ありえねぇっ、箱入り娘とか、そういうレベルじゃねーっ!」


驚いているなっちゃんに私は苦笑いする。

やっぱり、過保護の域を超えてるよね。


なっちゃんがいなかった、こういう景色も知らずに生きてたかもしれないんだなぁ……。


そう思うと、感傷的になった。