永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



***


バスで揺られること20分、私達は『一之江駅』へとやってきた。

駅のロータリーの中央には、金色のイルミネーションが輝く、クリスマスツリーが立っている。


「なっちゃんっ、クリスマスツリーだねっ」


すごい、こんなに大きいクリスマスツリーは初めて見た。

キラキラして、クリスマスなんだって、実感する。


「騒ぐな、別に普通だろーが」

「だって、私初めて見たよ、こんなに大きいの!」


私、今すごく、興奮してる。

なんだろう、今見てる世界が、どれもキラキラして見えるんだ。


「そっか、お前は……こういう外の世界を知らないんだったな…」

「うん?」


なっちゃんが、小さく何かを呟いた気がした。

私はツリーからなっちゃんに視線を移す。