はぁ・・・・。今日も朝がやってきた。
亜紀との待ち合わせに遅れたらだめだ・・・。そう思いながら重たい体を動かした。
あれから一週間が経った。私はその時のことを毎日繰り返し思い出す。
恥ずかしかった、緊張した一秒一秒を鮮明に脳が記憶している。
どれくらいになったら彼から返事が来るのだろう。
そう、思いながら家を出た。
一週間だ。あれから一週間。彼からはもちろん勇人からも何もない。
もしかして、忘れてる????
そんな不安を抱いた。
「「おはよう、麻衣」」
「あ、おはよう亜紀、愛海」
愛海は亜紀の双子の姉だ。
「麻衣、告白したんやろ~?返事まだ聞いてないの?」
「そやねん、まだ・・・・。」
「あの人は、一旦考えさせてってゆってたんやろ?」
「そうそう、亜紀どう思う?忘れてるとかないよな(笑)」
「え、それはないやろ。それやったら最低」
「麻衣、一回手紙でも書いてみたら?いつ頃聞けますか?って」
「あ、いいやん愛海!!麻衣やってみたら?」
「え~手紙?なんか催促してるやん・・・。でも気になる」
「「やってみよう!!!!」」
亜紀と愛海は声をそろえてそう言った。
なんか、あんな恥ずかしい告白した上に手紙まで書くのか・・・。
いやだなと思う気持ちと、早く知りたいと思う気持ちが私の中で戦っている。
結局、二人に推されて手紙を書くことにした。

