『その長文、まさか無意識なの?』
『…なんの話だ? 沖田』
長文なんて、まるで僕の考えが読めたような言い草だし…。
『全部口に出してんだよ、お前は!
口に出すと面倒なことになるのがわかっているのなら、口に出さないようにちゃんと気を張っとけ!』
沖田の言葉に首をかしげた僕を、土方がそう叫びながら睨みつけた。
……口に、出てた?
『嘘だろ⁉︎』
『嘘じゃねえよ!』
独り言のように発した言葉にご丁寧に突っ込んでくれた土方には感謝する、が。
……さっきの言葉が聞こえてたなんて、それはそれはとても面倒だな。
『総司、京…こいつは、敵の襲撃にあって屯所の前で斬られたということにしないか?』
本気の眼で僕を見ながらそういって刀に手をかけた土方を見て、思わずほおが引きつった。
『落ち着け…土方!
少なくとも、こんな昼間にワザワザ自分から屯所の前に現れる馬鹿な敵なんていない!』


