幕末を駆けた桜




『歴史の変革者…?』



『ああ。

僕は、この時代…江戸時代よりもずっと後の世界から来たからな』





江戸時代…と言う単語に首を傾げた組長らは、僕の言葉を聞いて少し考え込む。



……多分、意味がわかってないんだろうな。



『簡単に言えば、僕は未来から来た』



あえて難しく言う必要もなかったな…なんて思いながらそう言った僕を見て、考え込んで居たはずの組長らが今度は固まった。



…一々リアクションが大きい。



お前らは集団コントでもしているのかとツッコミたくなる。


まぁ、そう言ってしまえば、コントとは何だやら、リアクションとは何だやらで煩いだろうがな。



『未来から来た…だと?

それは、確実に信用できるものなのか?』



周りの反応とは違い、冷静にそう聞いて来た土方を見て薄く口角を上げた。

この状況で言葉を返せるのは土方くらいか…。



『……さぁな?』



挑発するようにそう言ってやると、僕を見てため息をついた土方が眉間を軽く押さえる仕草を見せた。



『それがお前の本性か?』


それって…何のことだよ。


僕は初めからこんな性格だっただろう。




『……最初からこうだったろ』



『敬語が抜けてんだよ』