土方さんの部屋につき、その部屋から伝わる何とも言えない雰囲気に思わず息を飲む。
…さっきの事といい、今のこの状況といい。
今日はとことん運が悪い。
『……土方さん、真白です』
いつの日か、沖田さんが何も言わずに思いっきり襖を開いて怒られて居たのを覚えているので、入るときはいつも名乗る用にしている。
沖田さんは良く土方さんを怒らせられるとたまに感心してしまう。
怒った時の土方さんなんて、泣く子も黙る鬼の副長どころじゃないくらい怖い。
『入れ』
中から聞こえてきた土方さんの声のトーンで、今の状況を悟る。
…成る程ね。
今、この中には取り敢えず不機嫌な土方さんがいるわけだ。
覚悟を決めて、襖をゆっくり開く。
『失礼します』
僕が入ったのを見届けた土方さんの座れと言う指示に従い、先に座った山南さんの隣に腰を下ろした。
土方さんの他に、沖田さん他の組長達の視線が一気に僕へと注がれた。
……こうも組長達に見られると流石に怖い。


