『これはどういう状況で、お前は誰だ』
『……近藤勇局長が僕を隊士にすると言い、沖田総司と土方歳三が反論している状況だ。
僕の名前は真白…神楽真白だ』
入ってきた背の高い男の言葉に頷き、その通りに説明してご丁寧に名前まで教えてやる。
別に、名前は名乗る必要なんてなかったな。
『……そうか。
俺は、斎藤一だ』
斎藤一と名乗った男は、礼儀正しく、僕に一礼してそう言った。
斎藤一と言えば、沖田総司と並ぶほどの剣術の持ち主だったよな。
土方歳三からの信頼が厚く、副長助勤…土方歳三の助勤を務め、更に三番組組長をも務めたほどの実力者。
『だから、俺はこいつを隊士にする事は断固反対だ………斎藤⁇』
僕を指そうと振り返った土方歳三の視線に、斎藤一が入ったのか、驚いたように一瞬目を見開いた。
『副長。
勝手に口を挟みますが、俺は賛成ですよ』
『斎藤一…⁉︎』


