幕末を駆けた桜




『ただいま戻りました』



屯所に入り局長室の襖を開けると、待ち構えていたかの様に、土方と沖田、山南さん。鴨さんと新見さんが近藤さんの部屋で腰を据えていた。


『近藤さん』

『……何だい?』


『僕は、近藤さんが幕府にそうついて行く意味が到底理解できません。

ですが、それは近藤さんも同じ様に、僕の考えを理解できてないと言うことでしょう。

ですから、僕は、あなた方に、将軍様をお守りしなければならない理由を教えていただきたい』


『その代わり、僕は、あなた方に、薩摩、長州、土佐の者達と手を組むべきであると言う理由説明いたしましょう』



これは、賭けだ。

僕と、新撰組の。
誠と、誠の。


『それが、僕の誠です』



これが考えた末の。

僕の出した結論だった。