『真白君が居なくなってすぐ、伊東甲子太郎と言う方新選組に入隊しました。
なんでも、平助君の師匠だそうで、頭も切れ剣の腕もたち、短期間で、近藤さんやあの土方君からでさえ信頼を得ました。
……芹沢さんや新見さんは私の味方をしてくれていますが、もう剣を振るう事が出来ない私の居場所は、新選組にはないように思うんです』
この話は聞いた事がある。
そうして、居心地の悪さなどから新選組を脱走した山南さんは、局中法度に触れ、沖田に連れ戻されて切腹。
多分、山南さんがまだ脱走していないということは、これも僕がいない間に土方が作ったんだろう。
局中法度
禁令五箇条
一、士道に背きまじきこと
二、局を脱するを許さず
三、勝手に金策いたしべからず
四、勝手に訴訟取り扱うべからず
五、私の闘争を許さず
右の条々あい背き候者は切腹申しつくべき候なり


