幕末を駆けた桜




高杉に伊藤に…桂、か。

お偉いさんが揃いも揃って長州が僕に会いに来るなんてな。


これはもしかすると、使えるかもしれない。



『真白君! 突然居なくなってたから焦ったよ』


『探してたのか?』


『そりゃあ探すに決まってるでしょ』



僕の質問に、当たり前のように返してきた沖田を見てニッコリと笑ってみる。


そんな僕をみて刀に手をかけた沖田を軽く睨みつけてから、そのまま沖田を置いて甘味屋へと足を進めた。


『真白君…何かあった?』


『特に何もなかったが』



『ふーん…? 何か良いことがあったのかなと思ったけど』


小走りで僕の隣に並びながらそう呟いた沖田の顔を、歩きながら横目で見る。


良いことねぇ…。

まぁ、僕の目標としては居てほしい人材たちが観れたのはいい事だったけど。


高杉晋作に気に入られたのは予想外だったな。