ピンポーン という音とともにエレベーターの扉が開く。
そして廊下を歩く。
コツコツコツコツと私の履いているローファーの音が響いて私の耳に届く。
私の部屋は308号室。1番端の部屋。
お隣の307号室の部屋を通り過ぎる。ここには私を妹のように慕ってくれる
大学生のお姉さんが住んでいる。
308と書かれたプレートがある部屋の扉の前まで来た。
そして ん?と言い、ポストを見た。
ポストの中には白い封筒と1輪の赤い・・・・真っ赤な薔薇。
白い封筒の表面には『月森 心羽様』と丁寧な字で書いてあって
裏面には何の記入もない。
なんか、嫌な感じがした。
とりあえず部屋の鍵でなかに入って、椅子にでも座ってみよう。