「うむ…パイロットとメカニックの交流もいいもんだ。俺は、もう第一線から退いたんで口を挟む筋合いじゃないんで遠慮しとくが若い者同士腹に溜めないで吐き出し合って来い」

おやっさんが来ないのは残念だが…

「とりあえず千里ちゃん誘いに行かなきゃね」

大隈に促され格納庫に向かった。

そこには、疲れも溜まってんだろ…鮮やかな金髪ぐしゃぐしゃにして静かに寝息立ててる千里の姿が

「徹夜で整備なんざ若い女のやる事じゃないやろ」

「でもまぁ千里ちゃんのおかげで安心して飛べるんだし…このまま寝かしとってやるか」

そう言って大隈は、寝てる千里に毛布を掛けてやった。