天空の覇者

「千里…まさか?」

「多分…いや、間違いなく有明が手を回したんよ」

千里も二回しか会ってないにも関わらず有明のやり方みたいなものを見抜いていた。

「あれで多少、有利に話を進められる筈…だけど…あたしには、もう一つの件で検察側が噛み付いて来ると睨んでる。あの弁護士が、それを躱せなきゃ何をどう言ったところでジョーに勝ち目は無い」

千里の言うもう一つの件…

やはりアレか?