「そうか…やっぱり辞めるのか…」

あたしから辞表を受け取ったおやっさんは、予想出来ていたが、残念でたまらない…といった風であるが、まぁしゃあない…といった顔つきをしている。

「もう、ここに用は無いけんね…あたしが、おる必要やら無いんよね」

この基地には、ジョーや大熊以外にプライドを持って仕事に充たるパイロットが存在しない。

ならば…メカニックも…プライドもへったくれも無い連中で十分事足りる。

早い話が…やる気なんか失せちゃった…って訳だ。