「始まったみたいだな」
無線を切った有明は爆音が響き渡る指令部で静かに電源をおとした。
真っ暗な部屋で椅子に深々と身体を沈め
「どこでどう間違えたのか…随分遠回りな人生だったな…それで他人に後始末を頼むなんて…ハハハカッコ悪すぎだな。所詮悪党の死に様なんてそんなもんか…」
半ば自虐的に語ってたら部屋にほのかな灯りが灯った。
「加奈子か…妙なものを引っ張り出して来たね。まぁ地獄に墜ちるまで暗闇の中ってのは味気ないけどね」
そう呟き振り向いた。
無線を切った有明は爆音が響き渡る指令部で静かに電源をおとした。
真っ暗な部屋で椅子に深々と身体を沈め
「どこでどう間違えたのか…随分遠回りな人生だったな…それで他人に後始末を頼むなんて…ハハハカッコ悪すぎだな。所詮悪党の死に様なんてそんなもんか…」
半ば自虐的に語ってたら部屋にほのかな灯りが灯った。
「加奈子か…妙なものを引っ張り出して来たね。まぁ地獄に墜ちるまで暗闇の中ってのは味気ないけどね」
そう呟き振り向いた。


