天空の覇者

生き残りの60機余りの戦闘機が最後のトドメを刺しに世論島へ向かう。

既に最初の出撃から一時間は経ってる。

間違いなくピースAは壊滅一歩手前だろう。

まさに地獄の一時間だった訳でそれを演じたのが俺達で仕掛けた有明がまだあの島で生きている筈…

そんな事考えていたら突然無線の呼び出し音が鳴りだした。

「ったく…こんな時に…」

寄せ集めの部隊で無線無しの連携なんて無理なんで切って無かったんだが

「こちらジョーだ。何だ?」

当たり前に応答すると

「やあ柳瀬君大したもんだね君のカリスマ性ってヤツは」

状況にそぐわないとぼけた声が聞こえてきた。