言われるままに全員が退室した後、有明はチャーリーとウイリアムズの無惨に変わり果てたの死体を始末した。

「加奈子…さっきは済まなかったな…決して君を見捨てた訳じゃないんだが…」

そう言い掛けて加奈子に制止させられた。

「解ってますわ…ウイリアムズに対して精神的に優位に立つ為に人質など無用のポーズを取ったんでしょう?」

まったく良く出来た女だよ。

こんな邪悪な組織に身を置かなければ出会えなかったってのは、ある意味僕の人生の皮肉かもしれない。

そう思った有明はクスリと笑った。