天空の覇者

「ア…アリアケ…貴様裏切ッタノカ?」

出血により混濁した意識の中、チャーリーは…ようやく自分が信頼する部下の裏切りにより自身の終焉を迎えようとしている事を悟った。

「裏切りとは人聞きの悪い…僕は、あなたの組織の為に利用され、失意のうちに死んでいった我が師、マイケル・フォード博士の恨みを晴らさねばならないから…」

そう告げると有明は、ポケットからタバコを取出し口にくわえた。