「模擬戦やるのは、いいけど…あれで飛べるんか?」

大隈が指差した先…俺のフォックスは機体のあちこちの開口蓋を開け電装品が抜き取られたままだった。

「あのクソ女ぁ〜俺のフォックスの整備放ったらかしてどこで油売っとんじゃい」

そう…俺達2人の機体を整備するのは女整備士

「千里ちゃんは大概あっこおるよ」

大隈が指差した先には、大きな鏡が置いてあり、その真ん前には青いツナギ着た鮮やかな金髪の女が何やらウンウン唸っていた。

コイツが俺らの機体の整備担当者、豊浜 千里だ。

顔とスタイルは、かなりのものだが性格の方は…