天空の覇者

「ふざけんな…てめえの身勝手で今まで何人の人が犠牲になったと思ってんだ」

彼の腕が僕の胸ぐらを掴んだ。

「だからピースAを潰すんだよ…君達に残された時間は、さして多く無いからね」

「どういう意味だ?」

「日本って国の昔からの体質さ。ポリシーが無いからあっちへこっちへ流される…君達怪獣退治本部が来年の機種変更でエアフォース社製戦闘機F355ワイルドギースを正式採用する事は周知の事実さ」

「な、何ぃ…」

初耳だったみたいだな…

「だから僕は日本に新鋭機が渡る前にピースAを潰す。君には僕の手足となって働いてもらう」