不法進入、許しません!!

「さっき俺ら、先生にきったなーい資料室の掃除お願いされたじゃんっ」


は?


私は頭にハテナマークをたくさん浮かべながらそんなこと言われたかな、と今一度思い返してみた。


先輩はというと、そそくさと図書室の戸締りを始めている。
そして、ただそれを呆然と眺めるその他四名。



「もぉ〜、みほりんったら相変わらず忘れん坊さんだなぁ〜」




その言われようには少しばかりイラッとしたが、私がいない間に先生にお願いでもされたんだろうか。






「……って、ことだからごめんね?」






有無を言わせないきっぱりとした返答に、先輩方もらたじろぎ始めた。


……なかなかやりますね。
小鳥のようにチュンチュン鳴いていた先輩方を黙らるとは。少しばかり感心してしまいました。





「ま、まぁ……。
い、忙しいならしょうがないよね」





あんなに押し気味だった先輩方がそそくさと図書室を退室して行った。


残された先輩と私。


「よーし、行こっかぁ〜みほりん」


私は読みかけの本を鞄にしまって、先輩と図書室を後にした。