新選組と最強少年剣士

「剣壱さん、立、そんなことろにいないで、もっと近くで見ていてくれ」


心の中で思う存分叫んだ。


呼ぶなよ!?


せっかく知らぬ存ぜぬ他人ですを貫こうと思ったのに!?


お前もそれくらい理解してただろ!?


嫌がらせか!?


100%嫌がらせだよな!?


立も〈立〉と呼ばれることが気に食わなかったのだろう。


ものすごく殺気立って、龍美を睨み付けた。


隣にいただけの僕でさえ震え上がるくらい怖かったよ。


隊士の皆さんの視線が一斉にこっちに向いた。


そんな中、僕たちは責めて笑みを張っつけてキッパリと。


「僕、全力で拒否しちゃう。絶対行かない」


「沖田組長、そのクズのうるさい顔面の原型が無くなるほど、顔を中心として全力で痛めつけてやってください」


う〜ん、一応あの顔面は任務でいくらかは使うから傷がついたらなぁ。


そう思うけど、一瞬でもあのイケメン顔がズタズタになる所を見たいようなそうでもないような。


まぁきっと無理なんだろうけどねぇ。


立もきっとそれをわかってる。


だって、龍美は僕の部下だ。


それに加えて立よりも強い。


更に言えば、あまり言いたくはないが、龍美は一時期だけ僕の稽古をつけていた時がある。


一応、僕の剣の師の1人だ。


僕よりも前に組織にいて、その時から組織の中でも上位に位置するほど強かった。


今でこそ僕が上司だが、昔は逆だったんだ。


まぁ、今の班になるまで龍美と一緒に任務したことはなかったんだけど。


それでも剣を教えてくれるくらいには‥‥‥親しいわけじゃなかったけど距離は近かった。


「沖田さん、勝てると思う?」


「無理でしょうね」