突然ですが、皆は目の前に見たこともない絶世の美男が現れたらどうする?
2度見を通りこして3、4度見する?
ガン見する?拝む?
目を反らして現実逃避する?
僕?僕は「滅・べ★」って思うかな!
イケメンがフツメンの敵なのはこの世の中の心理だ!
まぁ?人に顔をあんまり覚えられるってことに関しては僕たちの仕事からしたらデメリットだけどね!
負け惜しみなんかじゃなくて事実だからね!
「隊長、さっきからどこを見てるんですか?」
「龍美が目に写らないようにしてる」
「それはそれは‥‥‥」
僕は今、全力で龍美から目を反らしていた。
まず起こったことを説明しよう。
時間は9時〜10時の間くらいだろう。
朝ごはんを食べ終わって少ししたこの時間は、たくさんの隊士が律儀に訓練に励む。
皆さんそれはそれは真面目でいらっしゃる。
そこにまず、副長と局長 + 七人の幹部の皆が一斉に道場入りするだろ?
まぁそれだけで注目浴びるよね?
さらにそこに龍美という浮世絵から出てきたような男が道場入りするだろ?
ざわつくのも仕方ないよね!
驚く者、目を疑う者、眉間に皺を寄せる者。
頬を染めた奴は今すぐ顔を洗ってこい。
騙されるな。死ぬぞ。
僕は注目浴びたくないから、龍美が入ってから間を置いて道場の入り口から龍美と沖田さんの試合を見ることにしたんだ。
立と一緒に。
そしたら、そしたらだ。
龍美がこちらに目を向けて、手をさしのべたんだ。
それから笑顔で一言。



