新選組と最強少年剣士

さっきのは土方も軽率な発言だったと後悔していた。


生まれた環境や条件によって、人間とは変わるものだ。


紅のことをよくも知らないのに、それに非道なことをやっている姿すら見ていない。


剣壱も忠告をしたものの、土方を責めている様子はなかった。


「すまなかった」


「俺も冷静さをかいた。すまなかった」


お互いに頭を下げると、剣壱は満足したように微笑んでから手を叩いた。


「はい、これでこれは終わり。話を戻すよ。土方さん、龍美の強さを最大限に生かしたいなら、やっぱり普通の隊士がいいんだけど」


「その場合、どこの部隊に所属させるんだ?」


「‥‥‥沖田さんとか?」


「沖田はこいつの姿を見たし、そう簡単に受け入れないと思うぞ?」


「だからだよ」


「理由は」


「龍美の姿見たから、沖田さんは警戒して隙を見せないと思うから。こいつに隙何て見せたら本気で死ぬよ」


「失敬だな。殺さないぞ?」


「黙れ戦闘狂。強いと思った奴に片っ端から喧嘩吹っ掛けてた昔の己を思い出すといい」


「昔の話だ」


「‥‥‥一応、確認は取る。後は近藤さんと山南さんにも相談する」


「お願いします」


「後、今日はここで寝ろ。明日、お前のことを紹介する。それから、道場で所属する組の組長と試合だ」


「お、実力試し?」


「試しというよりは、知りたいだけだな」


「なるほどね。龍美、頑張れ」


「試合か‥‥‥まぁ、わかった」


そんなところで、今日はひとまずお開きになった。










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