新選組と最強少年剣士

火花を散らして、また距離を取る。


クラウンは狂っている、いわば狂人だ。


見た目はいいけど、中身は歪みきってる。


人を殺さずには、戦わずには、戦場にいなければ自分を保ってはいられない。


クラウンは自分の気に入った人を、愛しいモノは壊したくて仕方ないんだと。


そのストッパーが僕だった。


クラウンは、自分の気に入ったターゲットだけに集中して殺した。


でも、ここに来たことで僕がいなくなった。


ターゲット以外殺さないことをなるべくしないようにしていたけど、僕以外のターゲットが、お気に入りがこの時代で見つかることがなかったんだろう。


だから人斬りに走った。


自分が楽しめるほど強い者を求めて。


「相変わらず、変わらないなぁ」


「俺のこの性格がそう簡単に直るなら、とっくに直ってる。そうだろう?」


「自分で言うなよ」


これ以上斬り合ってたら、新八さんや沖田さんが来ちゃうなぁ。


さて、どうしようか。


「ねぇクラウン、新選組に来ない?」


「新選組?」


「そうそう。今、僕そこでお世話になってるんだよね。ティユルもいるよ」


「へぇ、あいつも。そうだな‥‥‥」


クラウンは少し考えたあと、また妖艶な笑みを僕に向けてきた。


そんなに僕を殺したいか‥‥‥‥


「剣壱さんが俺に勝ったら、ついて行くことにしよう。だから、もう少し楽しもう。な?」


「本当に、世話のやける部下だなお前は!」


体勢を低くし、居合いの構えを取る。


向かってくるクラウンに強く打ち付ける。


これは斎藤さんの技。


「!?」