新選組と最強少年剣士

クラウンと聞いて、思い浮かべるモノはなんだろうか?


おそらく、西洋の冠である王冠を思い浮かべる人が多いと思う。


だけど、こいつのコードネームはこれじゃない。


正しく記せばこうだ。


〈Clown〉


つまりは、道化師だ。


人を笑わせるような滑稽な言葉や仕草、様子、おどけた態度の人のことを指すらしい。


派手な衣装や化粧をして、舞台に登場するコメディアン(ピエロ)。


そして、このコードネームをつけたのは僕だ。


初めてこいつに会った時、僕はクラウンの行動が愚かで滑稽に見えたから。


ギンッ!!!キン!ギン、キン!!


右、次は左、上、次は右


キン、キン、ギン!!キン!


下、そこからまた上、次に左右。


キン、ギン!!!キン、


右、再度左右から、そして上、左


キン、キンギン!キン!ギン!!


そして重い一撃


ガキン!!!!!


クラウンの一撃を受け止める。


ギリギリとしなる刀。


クラウンの顔が目と鼻の先にある。


お互いに息は乱さない。


お互いに傷を作ることもない。


だって、互いの剣術なんて、行動なんて知り尽くしているから。


「若返ったのに、強さは健在か」


「お前と再開しても、殺されないように稽古してたんだよ」


「嬉しいな、俺のこと忘れないでいてくれたなんて」


「当たり前だろう?お前だって、僕に会いたくて仕方なかった。そうだよね?」


だから、人斬りなんてしてたんだろう?


クラウンに目で訴える。


クラウンの顔がさらにとろけた。


それが答えだ。