巡察が終わり、僕は屯所に戻ってきた。


朝の巡察って早いんだよね〜


もうめんどくさいのなんのって‥‥‥


まぁ巡察に同行させてと言ったのは僕だし?


屯所の中にいるのも暇だからね‥‥‥


悪人を多少、殴っ‥‥‥ゴホゴホ、手荒な扱いをしても大丈夫だしね。


たまにお礼も貰えるしな〜


文句言っても仕方ない。


未来では表向きは16歳の高校生。


裏ではある組織に所属していた。


暗殺という名の仕事を多く受けもっていたのもある。


が、ひょんなことから神様の恩返しかなんかでタイムスリップ。


身体は子供に戻り、来た時は8歳くらいのころの身体だった。


そこからいろいろあって、新選組で預りという形でお世話になっている


今ではなぜか急成長して12歳くらいの身体になった。


ま、この身体になってまだ日も浅いし、まだ感覚が掴めてないのもある。


お昼ご飯食べ終わったら道場で稽古だな〜


廊下を歩いていると、目の前に見慣れた隊士の姿をした者が見えた。


「あ、隊長、お帰りなさい」


「立、ただいま」


北凪立花。


僕と同じく未来からタイムスリップしてきた。


立は裏の仕事の仲間で、同じ班に所属したいた僕の部下だ。


19歳で、容姿端麗であり誰もが認める美女。


その美しい姿にふさわしく、戦闘でも華麗に相手を騙し仕留める。


薬学の知識もあり、僕が怪我をした時は全て立に手当て治療を任している。


「今から土方副長のお部屋へ?」


「そ。巡察の報告」