新選組と最強少年剣士

「ぐぅぅぅう‥‥‥」


‥‥‥お腹が空いた‥‥‥‥‥


そう僕の腹が空腹を主張してきた。


厨に行ってみるかなぁ。


の前に‥‥‥


「斎藤さ〜ん!」


「ん?なんだ?試合か?」


おいおい闘争心たけぇな。


沖田さんと斎藤さん、無駄に僕と試合したがるんだよなぁ。


ヤだよ〜やだやだ。


君たち強いから疲れるんだもん。


「僕は今からご飯行くんです!土方さんから頼まれてね〜、斎藤さんの次の巡察っていつ?」


それだけで、斎藤さんは分かったようだ。


僕が護衛を頼まれたことに。


「明日の朝だ。剣壱も来るか?」


「朝だね。うん、行く!じゃあね〜!」


木刀を直し、道場に一礼してから厨房に向かう。


1度空腹を自覚すると、どんどんお腹が空いているような感覚になる。


皆みたいに、お昼外とかで食べたいけどお金ないんだよなぁ。


金銭もよくわかってないし……


何が高いのやら安いのやらサーっパリ!


子供1人で行くのもちょっとね〜


お金騙されたり、門前払いされても嫌だし。


トラブルに巻き込まれるのもゴメンだ。


「にゃ〜」


「ああ叶君、それは剣壱君のご飯で塩も降ってるから食べちゃ駄目だよっ!」


「‥‥‥‥」


「そんな不満そうに尻尾ふらないで‥‥‥このお魚あげるから」


「にゃ〜ん」