新選組と最強少年剣士

平にぃの部屋は潰れた。


さて、どこに暇潰しに行こ‥‥‥


「痛ッ」


どこからともなく聞こえてくる声。


チラッと廊下の角を使って除き混むと、そこには沖田さんがいた。


庭で座ってる‥‥‥


何してるんだろう?


‥‥‥‥‥‥よし‥‥‥


気配と足音を消し、沖田さんの背中に近づく。


「‥‥‥‥‥わっ!」


「っ!!!??」


大きな声を出すと、沖田さんは肩を上げて驚いてくれた。


「け、剣壱君!?」


「こんにちわ〜沖田さん」


「ちょっと、びっくりさせないでよ」


「あはは、ごめんごめん」


「謝る気ないでしょ‥‥‥」


「いい驚きっぷりだったよ☆それで、何してるの?」


「え、ああ‥‥‥」


沖田さんの目線を辿ると、さっきは背中で見えてなかったがそこにはウサギがいた。


いつか近藤さんが預かってきたウサギだ。


‥‥‥これが食用とはさすがに思わなかったが。


今は僕が可愛がっていることもあって、ペット扱いになっているが。


叶を肩に乗せ、僕はもっふぅもっふぅなウサギを抱き上げた。


「剣壱君のことは噛まないんだね‥‥‥」


「へ?」


「そのウサギ、さっき撫でようとしたら僕のこと噛んだんだよ」


「ああ、なるほど」